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2017/08

05[土]

気候・風土に合った家 [DESIGN(設計)]

画像(180x134)・拡大画像(259x194)

鳥は木の上に巣をつくり、
熊は土を掘って巣穴をつくります。
(「巣」は木の上に編んだカゴに鳥のひなが餌を待っている象形文字ですね)

動物はそれぞれの特性を生かし、その場所で手に入るもので巣をつくります。

人にとっての巣、である家も、それぞれの民族や気候風土によってつくられる家は驚くほど違います。
(B・ルドフスキー著「建築家なしの建築」は時々見直す本です)
岩をくり抜いた教会や黄土地帯の穴居郡、イエーメンの搭的集落から砂漠地帯のパオなど、その多様さと美しさは感動的です。


同じ先進諸国で、もっと状況が近いと思われているヨーロッパと日本でも、住んでいる家はかなり違います。

気候は、ヨーロッパは大陸型気候で寒暖の差が激しく、湿気が低い。
それに対し、日本はモンスーン型気候で比較的温暖で、雨が多く、湿気も高い。

そのような条件の下、 材木が採れる木が育ちにくいヨーロッパでは石やレンガを積んで建築をつくり、森林の国である日本では、木を組んで家をつくりました。

そこから生まれた家の形は、「壁の建築」と「屋根の建築」とも言えます。
ヨーロッパの厚い重量感のある壁に穿たれた小さな窓は格好良く、憧れますが、それは、寒さを防ぐためであり、石積みのため大きく窓をつくれなかったという理由があります。


画像(180x125)・拡大画像(640x445)

温暖な日本では、夏を旨として、出来るだけ大きな窓...
というか、柱以外は開閉できる戸が入れられました。
木の梁で屋根を支え、雨から守るため深く軒が出されます。
人と自然を隔てる壁がなく、自然ともに暮らしてきました。

また、石の建築では、そこに置く家具が重要視され、家具産業が発展します。
それに対し、大工技術が発展した日本では、押入や造り付け家具がつくられてきました。
そんな経緯から、今でも家具は、ヨーロッパのメーカーに一日の長があります。


このような気候・風土や歴史の違いから、
地域によって、つくられる家も違うというのが必然です。

確かに、状況は変わり、昔の生活に戻れません。
生活習慣が欧米化したり、より利便性を求めることも否定はできません。
だからといって、世界中で同じ家がつくられることもありません。 やはり、その地域に合った家づくりがあるからです。

そう考えると、輸入住宅というのは基本的にあり得えない。と思いませんか。
もちろん部分的に優れたところは学びますが、それは、部分的で、一軒丸ごとの輸入「住宅」ではないはずです。

日本に限っても、南北に長い日本列島では、地域によって気候差が大きく、そこに建てられる家も違ってきます。生産効率のために全国一律の家というも乱暴な家づくりですね。


今までの住まいの歴史や文化に学び、先人の知恵に敬意を払わなけえればなりません。
しかし伝統を守るだけではダメで、新しい知恵で、現代社会に存在している素材や技術を利用し、より地域に相応しい建築を求めていきたいと思います。




PS
スケッチ用に使っている消えない鉛筆(DERMATOGRAPH)、もう画材屋の「カワチ」でも置いていなかったのでネットで購入。需要が少なくなっても無くならないことを願います。

Posted by d+b staff at 10:43


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