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2017/07

08[土]

「窓が少ないですね」 [DESIGN(設計)]

NHK「人工知能 天使か悪魔か」を見てると、
将棋界の最高位・佐藤天彦名人が人工知能に完敗...
ギリギリ負けているのかと思っていたら、
もはや人間など敵ではない、レベルなんですね。
プログラムをつくった人もわからないモンスターのような進化を遂げているようですね。
人間にしかできないと高を括っていたら、設計の世界も同じ?
それなら、想像の及ばない建築を見てみたい気もする。

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先日、「d+bさんの建物は窓が少ないですね」と言われました。
悪い意味でななさそうなのですが、、だからカッコ良い、というニュアンスでした。
「見えるところには少ないだけで、むしろ多いですよ」とお答えしました。

どういうことかと言うと、
人間は太古の記憶から、本能的に、自然と触れ合うことに喜びを感じるようにできているのだと思います。
ですので、家の中にもできるだけ、光や風、緑といった自然を取り込むことが大切。
そのためには、やはり、大きな窓が必要です。
でも、窓を開けると、家の中が丸見えになるようでは、結局はいつもカーテンで閉じられることになってしまいます。
そこで、中庭や囲われた空間をつくって、プライバシーを守った上で自然を呼び込みます。
その結果が、道路から見ると、生活感が出るのを抑え、シンプルな表情となります。

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人目を気にせず、自然の光を浴び、風を感じることは気持ちの良いものです。

ゆっくりを流れる時間の中で、気の置けないご友人とのひと時は最高の贅沢ではないでしょうか。


Posted by d+b staff at 08:32

2017/06

19[月]

資産になる風景 [DESIGN(設計)]

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里山住宅博街区では、昨年植えられた木々がひとまわり成長し、石積みや板張りのなどの自然素材とともに、一段としっとりとした美しい「まち」が完成しつつあります。

郊外の分譲地の多くで見かけられる、ブロック塀やアルミフェンス、コンクリート擁壁、前面に停められたむき出しの車、タイル風のサイディングの張られた建物の外観...
私たち建築にかかわる者は誰も望んでいないにもかかわらず、諦観せざるを得なかった経済性優先と公共への無関心から出来上がる乾いた「まち」...
そのような状況に風穴を開けることは、今回のプロジェクトの大きな目的の一つでありました。

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設計にあたりいつも感じることは、どんなに頑張っても建物だけでは良くならないということです。自然を取り込むことで初めて居心地の良い空間となり、そのためにも豊かな外部環境をつくる必要がありました。
また、建物の外観としても、緑があり、自然があり、雑然としたものがさらけ出されていないからこそ、美しい佇まい、風景となるのです。

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今回のプロジェクトで、造園家・田瀬理夫氏が手掛けたランドスケープと、周辺環境に配慮した設計ルールの下つくられた建築群の価値は、専門家の評価に比べ、一般的にはまだまだ認知されているとは言えません。今は高感度の人が注目しているこの価値感は、今後、緑の深まりとともに、徐々に受け入れられ、評価も一層高まるに違いありません。

「まち」は共有の資産となります。
このような「まち」を選択される方も素敵な方ばかりで、そういった面からも、ますます価値の高い「まち」になるのではないでしょうか。


里山住宅博モデルハウス「南北に抜ける家」は日曜日OPENです。
里山住宅博→https://kobe-sumai.jp/


Posted by d+b staff at 18:20

2017/05

13[土]

「角を守る家」上棟 [DESIGN(設計)]

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大阪の北摂、現在も伝統的な街並みがのこる地域に「角を守る家」が上棟しました。


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江戸時代に建てられた長屋門のある屋敷の一角にあり、蔵とともに敷地全体を囲う役割を担います。
そのため、南側ですが道路に対しては閉じた形態とし、その分、吹抜けから陽の光を採り入れ、屋根面から太陽熱を集熱し1階床下に蓄熱する計画です。

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長屋門側、道路側は平屋として屋根を低く抑え、既設建物や街並みのとのバランスをります。






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建物が食い込む既存の庭は盛り上がった築山となっており、その高さにに合わせてリビングを設け、ダイニングから半階上ったスキップフロアとしています。

条件の厳しさ以上に、豊かな緑や長い時間を経て大切に守られてきた建造物が存在し、その貴重な財産を取り込むことで、気持ちの良い住環境、家族の歴史に誇りを持つことができる家が出来上がります。

9月の竣工を楽しみに!


Posted by d+b staff at 07:59

2017/05

06[土]

「何もかも便利に生活することが本当に幸せなのでしょうか?」 [DESIGN(設計)]

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機会があって、「Memo男の部屋」建築家インタビュー記事を見返しました。
10年前に出版されたもので、自分のことながら新鮮に感じました。今なら話の力点は少し違うかもしれませんが、基本的なコンセプトは通底しています。最近はお話していないことも多いのでご覧いただければと思います。
建築を志したきっかけなども話しています。


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 木内一徳さんは、建て主それぞれの「自分らしさ」を引き出すというスタンスのもとに家づくりに取り組んできた建築家だ。木内さんのアトリエのHPには「住む人の価値観を最優先に考え、常識や世間体に流されることのない、個性にジャストフィットする家をつくり続けています。そこに住む家族にとって最高の場所にするために」というメッセージが書かれている。「家は個の器として住む人の価値観や個性があふれたものであるべきだ、と考えている」という木内さんに、その理想の住まいがどんなものであるのかを、建て主それぞれの個性が違うことを含めたうえで聞いてみた。
 「確かに、建て主それぞれにとって違ったものですが、同時に、その時代・社会に生きるものの共通性もあります。その共通している部分が、自然の生命力や時間の流れを感じることができることではないかと考えています。光や風の動き、植物の成長など自然を取り込み、それを感じることができるような建築をつくりたいと考えています。そのためには建築は生活の背景としてシンプルで静的なものにすることが多いです」
 自然の生命力・時間の流れを感じることができるのと。実はここに、木内さん流の家づくりの極意が隠されている。
 「現代の住環境において快適ということ、過剰なまでに機能的・人工的なものが求められています。何もかも便利に生活することが本当に幸せなのでしょうか?多少暑さや寒さの変化を持つ、自然の移り変わりを体感できる家の方が、本来、人間の持つ五感を使うことができ、いきいきと暮らせる家になるのではと思うのです。僕は朝ジョギングをしますが、早朝の澄んだ空気はすがすがしい気分にさせてくれます。厳しい中にも、ありのままの自然を受け入れることの心地よさを感じることができます。動物としての身体性を取り戻せるからでしょうか。
 こうした感覚が暮らしの中にあるということ、それが本来人間が持っている心地よさの感覚につながっていくのです。例えば落葉樹は掃除が大変だという建て主が、いつの間にか暮らしの中でいつの間にか暮らしの中で季節の移ろいを感じることの喜びを感じるようになったとおっしゃったことがあります。生活の中のほんの小さなひとコマではありますが、この建て主にとって自然の生命力・時間の流れを感じるという実感が、掃除をするわずらわしさをも楽しみに変えてしまったのです」
 建て主それぞれにぴったりと合う家をつくるために、もう一つ木内さんが大切にしているのが、建て主の言葉にならない潜在的な理想をできるだけひきだすということだ。「入念な打合せには、建て主の希望を聞くとともに言葉にならない潜在的な理想をできるだけ引き出すという作業が含まれています。この潜在的な理想を整理し、組み立てながらカタチにしていくのが建築の仕事。建て主から出た要望の背景に何があるのかを感じ取ることも大切です。そしてその思いを実現していくのです。
 大阪の住宅ですが、煙突の付いた大型の石油ストーブ(配管で給油)を設置したことがあります。建て主が北海道に赴任した時に経験したもので、快適さと、当時の記憶を留めるためにも煙突付きのストーブがどうしてもほしいということで、メーカーを探して取付ました。当地で奥様を知り合いご結婚されてますので、青春の良い思い出がたくさんあるんじゃないでしょうか。やはり、その方が歩んできた人生を家に表現できるのは面白いですね。建て主に満足していただける家づくりは住みたいと思える要素をどれだけデザインや設計等に組み込めるかということ。こうしたいという要望は建て主ひとりひとりによって様々で、玄関を友人の作品を展示するギャラリーにしたり、趣味のスペースをドンと大きくつくったりと、決して同じものではないですね。そういった家づくりというカタチで表現された個性を生かしながら、共に生きていく家を築いてほしいと考えています。単に建て主の要望を実現するための家以上のもの、それをカタチにするためにビジョンを明確に持って家づくりに取り組んでいます」

 建て主にとって、より自分らしさに合う家を実現するためには、設計すること、そしてそれをカタチにしていくことをトータルに行うことが重要だとも木内さんは話す。木内さんが代表を務めるd&bアーキテクチャーでは設計から施工までトータルに関わるという家づくりのための理想的な環境を整えている。
 社名のd&bアーキテクチャーは「design&build」と「depth&beauty」の意味を持たせていますが、奥行きのある美しい建築を考え・つくることを目指しています。現在はストックアンドフロー(良質の住宅をストックし流通させる)が必要な時代で長寿命住宅が求められています。構造の耐久性や設備の更新、間取りの可変性が一般的に言われていますが、別の視点では、遺そうと思えるような美しい建築をつくらなければいけないということも言えるのではないでしょうか。そのような価値のある建築を設計できることと、設計から施工、維持管理、改修までトータルに関われるのが長所だと思います。
 父が大工でしたので子供の時から工事現場に行く機会は多かったのですが、上棟の日の光景が印象に残っています。まだ基礎しかないところに、早朝から一気に家を組上げてしまう見事さ、そして夕陽を背景に建ち上がった木組みの美しさにかんどうしまして、漠然と建築をやろうとは小さいころから考えていました。大学に落ちていたら大工になっていたと思います。そういう意味でも、現場のたいせつさというものが僕の中では大きいのかもしれないですね。ただ、建築を勉強しだしてからは、あれほど美しかった骨組みが仕上げられていくにしたがって貧相になっていくことの方が気になりだし、多くの職人の労力を積み重ねながら、なぜこんなひどい建物・まちができてしまうのかと憤りさえ感じました。設計が大事だということを痛感したんです。この両方の経験が、現在の僕につながっているのでしょう」
 
 最後にこれから家づくりを考えている人たちへアドバイスがあればと聞いた。
「捨てることって難しいと思いますが、重要な気がします。反りや不揃いを考えたら無垢材が使えませんし、ガラス面を大きくしたら断熱性能は下がりますし、吹抜けにしたら暖房効率は悪くなります。捨てることによって、もっと大事なものが手に入ると考えてください。するとうまくいくと思います」求めていることの裏側にあるリスク。でもそのリスクをものともしない豊かな生活があること。まずは、何を優先すべきなのかを共に考え、実現へと導いていける建築家に出会えることこそが「自分らしく暮らせる家」を手に入れる鍵となる。



Posted by d+b staff at 11:24

2017/04

10[月]

無事、新芽が出てきました。 [DESIGN(設計)]

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里山住宅博「南北に抜ける家」の土間テラスと駐車場の間に植えられている「アオダモ」、秋に突然、葉を落としたので心配していましたかが、無事、新芽が出てきました。
春を待ちかねていたように、ヤマボウシやヒメシャラ、モミジもなどの落葉樹も一気に芽を吹き、寒い冬を耐え忍んできたエネルギーが堰を切ったように一気に流れはじめたようです。
目の前の里山からウグイスのさえずりも聞こえてきました。まもなく冬眠していたカエルも目覚め、虫も動き出すことでしょう。この自然の躍動感に、ついつい心も浮かれます。
里山に囲まれたこの「まち」では、毎週訪れるたびに驚くほど変化する自然に驚かされてきました。人間も自然の一部であること。その誰もが心の奥底に持つ喜びを、この「まち」は確実に思い出させてくれます。



Posted by d+b staff at 06:04

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