光を導く家
- リフォーム
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玄関からリビングへの入口と階段を見る。圧迫感の軽減と光の投下を考えて手摺壁のない階段とし、段の下をWCと収納に利用している。 -
リビングから玄関側を見る。リビングの入口は框戸、袖にはガラスを入れて、玄関に落ちた光をリビングに持ち込む工夫がなされている。
障子の向こうには南向きの和室がある。 -
リビングのTVボード。建具の材質は床と合わせてナラ材を採用し、統一感を出している。 -
座卓の机コーナーを持つ2階の和室。この部分にはかつてバルコニーがあった。 -
続き間の個室。サッシなど濃い配色で暗い印象の内部を、ナチュラルな木部と白い壁や天井でまとめて明るい印象に導く。
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2階の踊り場から下階を見る。リノベーションで新たに設けた
踊り場正面の窓から、階下に光を導く。 -
玄関の様子。 -
2階踊り場の風景。 -
踊り場の床にはFRPグレーチングを敷き、光を透過し易くしている。 -
新しい開口部は2階の廊下にも光をもたらす。 -
2階の個室から踊り場を見る。続き間の個室は上部をガラスの欄間として
視覚的にも繋げている。
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建物概要
築15年の木造住宅の建物は、道路に面した妻側が南にあたり、1階部分には玄関を除く和室からの光しか入らず、日中でも照明を必要とする暮らしでした。
そのため、LDKも含め内部に出来るだけ多くの光を取り込むことを第一の目的に、近い将来に予想されるお子様の独立を視野に入れて、プランの全面的な見直しと内部リノベーションが施されました。
光の導入口は2階。階段の位置を移動して玄関上部の吹抜けと一体化し、新たに2階に設けた大開口から階下へと光を導きます。
玄関廻りの光を奥へ届けるように、リビングの出入口には透明のFIXガラスと乳白の框引戸を合わせたり、フローリングや建具を含めた木部に明るくナチュラルな印象のナラ材を選ぶなどの工夫もなされています。
個室の並んだ2階も1階同様に光は滞りがち。夫婦2人の暮らしを見据え、あえて将来1室でも使える建具間仕切を採用して、その上部をガラスの欄間として光の透過を促しました。光と空間の一体化によって全体の質を均一に高めたリノベーションの一例です。 -
データ
工法 : 木造2階建て(在来工法) 施工期間 : 3ヶ月 坪単価 : 41万円 家族構成 : ご夫婦+お子様2人 - 戸建て住宅
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プラン
